地元のバザーで囲碁の本2冊購入&コミの話

2014年10月12日日曜日

ショッピング、フリマ、祭り 囲碁

福祉団体が主催するバザーに行ってきました。
ここはいつも盛況で結構掘り出し物があります。
今回購入したのは本2冊。


・九級から一級までの詰碁 戸沢昭宣 100円
級位向けと銘打ってますがあまり簡単すぎない問題が並んでおり
最近の詰碁本にマンネリ感を持ってる方にはお勧めです。
ただレビューを見る限り後半の難易度が高めらしいとの事で
飛ばして4・5・6級を見てみたら確かにほとんど分かりません。
簡単な詰碁しか見てこなかったせいであまり高難度の詰碁はキツイようです。


・みんなの囲碁入門 梅沢由香里 100円
ヒカルの碁の監修でお馴染みの由香里先生(現 吉原由香里)の囲碁入門本。
一見分かりやすそうでアマゾンでは好評でした。
でも私から見るとちょっと絵の占める範囲が広すぎかなと感じました。
また、言い回しがちょっと気になることも多く
アタリに突っ込む手の解説で「打てない」と書いてあると誤解が生まれそうです。
「打っても次に取られてしまうのでしょうがない」とせめて書いてくれれば。
最後に載っている詰碁もちょっと難易度高めで「入門本にこんなの乗せて大丈夫?」と感じました。
ちょっと知ってるから粗が目立つだけで入門者の方には分かりやすいのかもしれません。
試し読みもあるようなのでお暇ならご覧になってみてください。


ところで、由香里先生の本の用語の項目を読んでてコミが5目半の時代の本だと気づきまして
「半目」の解説はやっぱり「 引き分けをなくすため」と書いてありました。
今までそれで納得してましたがちょっと疑問が湧いてきました。
アマチュアならともかくプロの世界で引き分けを無くす必要はあるのでしょうか?
奇数回の対局で決着が着かなかったなら次にどちらかが勝つまでやるか、
あるいはそんな時間がない場合引き分けは引き分けで良いんじゃないかと。

今年セドルと古力の十番碁が行われ結果6-2でセドルが勝ちましたが
そのルールの中に「成績が5-5になったら賞金を折半」 というのがありました。
これはいいルールだと思いました。
コミの話はそのまま中国ルールの7目半で完全に引き分けルールを 無くしてるわけでは無いですが
「引き分け」と言うルールがあっただけちょっとした改革だと思います。

プロでもアマでもどこでも良いので半目を無くして6目でやってみないものですかねぇ・・・