町内会は何のためにあるのか? NHKクローズアップ現代「町内会が消える? ~どうする 地域のつながり~」を見て

2015年11月4日水曜日

テレビ・映画 徒然・駄文

うちの近くだと町内会でなく自治会と呼ばれています。
ポストにあちこちの自治会のチラシが投函されますが文章から関わり合いたくないオーラが出てる気がします。

良い町内会のイメージは、加入してようとしてまいと手が空いてる人が手伝い、忙しく手伝いができなかった人は手伝いをしてくれた人にお礼を言う、そういうところだと思います。
それが今感じるのは「入ってない人を加入させることが目標」という雰囲気です。
協力の精神のはずが「強制」になっている感じがして怖いです。

もともと隣近所の仲が良ければこんな仕組み無くても大丈夫なんですよ。
番組では町内会から更に堅そうなNPOになっている地域もあると言っていましたが、なんだかなぁという感じです。
個人的にはやることを減らすやり方を更に進めていっそ町内会無くしてしまったら上手くいく場合もあると思うんです。
そうすればやりたい人がやるという本来の組織が再構築されるはずです。
でも、今あるグループを自身の心や尊厳の拠り所にしてる人が多い気がしますのでほぼ不可能な提案かなと思います。

「町内会」だとやり方がなあなあな感じで、ちゃんと話し合いになる人同士ならそれで良かったんでしょうけど、「NPO」というちょっとお堅い感じにしてある程度の決まりを作らなくてはいけない状態になっているのはちょっと寂しいです。

「加入するとどういうメリットになるのか?」をちゃんと説明してくれている所は聞いたことがありません。
強いてあげるなら、「加入しないと家賃が上がりますよ」だの「災害時に助けてもらえますよ?」という事ぐらい。
なら、普段普通に過ごしている場合にはどういったメリットがあるのか?

「あなたのためにやってあげてるんだから、加入してお金をいただくのは当然でしょう?」
ではなく
「あなたのためにしてあげるのが私の喜びです、もしよろしかったら仲間に入りませんか?」
という場所が増えてくれることを祈ります。

あんまり行き過ぎると宗教になってしまいそうですけどね・・・


町内会が消える? ~どうする 地域のつながり~ - NHK クローズアップ現代