無職に、マンガ・アニメ・ゲームの趣味が多い理由

2015年12月28日月曜日

感じた事・考えたこと

(※これらは、私の実体験・周りの人たちの話、などから勝手に想像したものなので実際とはかけ離れた物かもしれませんがご了承下さい。)

何かとテレビなどで事件が起きて、職業が無職だったりすると、性的なマンガが大量にあっただの、アニオタだの、残虐なゲームがどうのだの、そういうイメージをマスコミに植え付けさせられてる気がします。

まあ、「性的だ、残虐だ」は全くの好みかと思うので分かりませんが、マンガアニゲにハマる理由は、

「人と会わないようにしていかに自分の心を満たすか?」
「他人に迷惑がかからない方法は何か?」

を考えた結果、手近なものがマンガアニゲなんじゃないかなと思います。
それで事態が好転すれば「個人の一趣味」でなんの問題もないのが、自分で現在の状況を打開できず追いつめられてしまうと、事件だの犯罪だのに発展してしまうのではないかと。

特殊タイプかもしれませんが、放送されてるアニメはほぼリアルタイムで全部見てるけど、電車で遠征して人と会う、という方もいらっしゃいます。

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1つずつ考えてみると、

「マンガ」はある程度お金かかりそうですけど、立ち読みなら書店の人たちには悪いですがタダですし、必ず買う必要はないのかなと。
ただ、ワークショップ仲間と話をしてるとアニゲの話は出ても、あまりマンガの話は盛り上がらなかった気がするのでマンガは少数派かもしれません。

「アニメ」はテレビさえあれば、とりあえず見れますし、今の時代テレビが無い家は数少ないでしょうから環境としてははじめから整ってるのではないかと。
「テレビがあるならドラマでも良いんじゃないの?」と言う意見もありそうですが、そっちはアンケート取ってないだけであるんじゃないですかね・・・勝手な憶測ですが。
あと、「ニュース」をチェックしてる人も多い印象です。
朝一で取り上げられて、私が知らなかったニュースをワークショップの人が知ってたということもありましたので、やっぱりテレビ番組はけっこう見てる人多いんじゃないでしょうか。
昔から一番身近なエンターテイメントですからね。
ちなみに、そのニュースは「口永良部島の噴火」のニュースです。

テレビといえば「ラジオ」も私はけっこう聞いてました。
お気に入りコーナーが出来たり、「毎年同じ季節になると必ずこれがある」という番組の流れの知識がついたり。

「ゲーム」はけっこう人によってやってる範囲がだいぶ異なり、家庭用しかやらない人、パソコンのフリーゲームしかやらない人、など様々です。
フリゲならパソコンさえあれば追加費用無しですので、入りやすいのかもしれません。
家庭用オンリーの人は、上で書いた遠征する人なので、やはり特殊タイプなのかもしれません。
あるいは、初期費用は高めですが、一度買ってしまったあとは末永く楽しめば、長期的に見た時安上がりになる、と考えているのかもしれません。
私もそんな感じで、「新品で買うのはちょっと忍びない、じゃあ中古で数年前に出た投げ売りソフトを買おう」という思考になっていました。

どれにも共通して言えるのは、
”自分がその楽しい雰囲気にいても許されているという感覚”
があるのではないかと思います。

リアルが楽しくないなら、自分を受け入れてくれる所に行こうとするのは当然かと思います。

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別の趣味を考えてみると、

「スポーツ」は一人で出来るのもありますが、だとしても外に出ないと出来ないのがほとんどかと思います。
家の中で目的もなく筋トレやストレッチをしても、あまり持続する気はしません。

「音楽」は聞き専だと、何度も聞いてるとマンネリ化してきますし、最近ではYoutubeなど出てきましたので少し緩和されたかもしれませんが、CD等を買う費用がちょっと時間対コストでは割高感があります。
楽器が演奏できれば、発表の場も最近では整備されてきてますし、かなりプラスになりそうですが、失敗して落ち込んでる時に「知識がない・楽器もない」ではまず独学で始められる気力は浮かんでこなそうで可能性は薄いです。

忘れてましたが「パソコン」もけっこう詳しい人多いイメージです。
これは既にあればもうそれ以上費用がかからないですから、気持ち的には一番気が楽かと思います。
まあ、電気代はかかってるんですが、見えないですからね・・・

あと、「料理」という人もいました。
これは生きていく上で重要スキルかと思いますので、そういう環境が整っている家庭はとても素晴らしいですね。
料理なら、自分だけで完結せず家族を喜ばせることが出来るので良いかもしれません。
「無職ですが、料理が趣味です」という人が増えれば、世間のイメージが変わるんじゃないかと(笑)

もし、他に「家で完結する、お金がかかりにくい趣味」があればアドバイスいただけると幸いです。

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この記事を書くのにちょっと検索していたら、ヤフー知恵袋にこんな記事が。

私には23歳の無職の息子がいます。もう一年程家に引き籠ってアニメやゲームばか... - Yahoo!知恵袋

ちょっと長いですが、質問とベストアンサーを読んで頂けたらと思います。
で、読むとかなり親近感湧いてきます。
やはり、長期間落ち込むタイプは、大きい失敗にかなりの責任を感じているのではないかと思います。
そこで、家族が「ちょっと落ち込む期間長いなぁ・・・」と感じたら、趣味を取り上げるのではなく、「どこか好きな所で遊んできたら?」とか、家族が楽しいと思う所に連れて行ってあげるのが良いんじゃないかと。
これは個人的な考えですが、出来れば家族以外の他人と触れ合える場所が良いです。
家族以外の他人に優しく接してもらえば、心を取り戻すきっかけになると思います。
私も13年半無職で、

「もう自分に仕事は見つからないんじゃないか?」
「無職の人間がイベントに参加したとしても、その場を盛り下げるんじゃないの?」
という考えに陥って、もう地獄にでもいる気分でしたが、ある時開き直り、市内の話し合いに行った所普通に接してもらえたので、

「今まで悩んでいたのはなんだったのか?」
「人と話すのはこんなに楽しかったのか。」
と、考えられるようになりました。

「もしなんか酷いこと言われたらどうしよう」
という心配も良く分かります。
まあそこは
「言われたら言われたでしょうがないじゃないの」
と、思うことにしましょう。
1対1ではなく複数人が集まる場所なら、一人そういう人がいてもあまりエスカレートしないかと思うので、同じ目的で来てる人をそこまでコケにする人に合う確率は相当低いと考えます。

同じ悩みを抱えている人は
「いきなりそんなこと出来るかい!」
と言いたくなると思います。

私も、5,6年前家族に
「好きなことやったら?」
と言われた時、
「そんなこと出来るわけ無いやろ!」
と返した思い出があります。

今思えば変わるチャンスだったのですが、まあ後悔してもしょうがないので、今やりたいことをやろうと思います。