不登校・ひきこもりを考える埼玉県連絡会 例会 行ってきました

2016年1月23日土曜日

話し合い・イベント

一昨日、ワークショップで知り合った友達に今日の情報を貰って、行ってきました。

自分が過ごしてきた環境と全然違う話に参加するのも良いですが、今日みたいに身近な話にも参加するのは面白いなと思いました。
やはり、ネット上の情報だけを見て、うんうん唸るだけより、何倍も新鮮な情報が入ってくるのが楽しいです。
学生の頃は、なんでこんな楽しい場を避けてきたんですかね。
批判される場を恐れて来たんだとは思いますが、面白いのにも出会う場を避けてたのは勿体無かったなと。

今日はメモ帳が6ページ埋まって、ワークショップでも1ページ埋まるかどうかぐらいなのに、時間ももちろんですけど密度が違いますね。
参加できる人なら、ワークショップ以外にも参加したほうがよっぽど就活の役に立つかと思います。


あまりにも色々聞いてきたので、印象に残った部分だけ。

  • 「学校に行かせればなんとかなる」という考えを辞める。
なるほどと思いました。
我が家も、不登校ではないですが、仕事をすればとりあえず解決みたいな風潮があったので良く分かります。
学校・仕事に行き始めたらそれがゴールではなく、ましてやスタートでもなく、マイナスからのスタートである。
ここからは私の意見ですが、行き始めてそこからいかに人生を、家庭を、楽しくするかなんですよね。
学校・職場を往復するだけで、それ以外は何も変わってないじゃ何のために行き始めたのか分からんですよね。
やはり、本人なり、家族なりが力を合わせて、何かしらの目的を持つようにしてからじゃないと、どこかでずれて来ちゃいます。

また、5年ずっと外に出ないでいたけど、有名大学合格をしたという方もいて、凄い信念を持った人だなと思いました。
私も、最近、大学行きたいかなと思いましたが、あの人ぐらい強い信念を今持てるかというとちょっと難しいです。

もちろんそういう方もいらっしゃいますが、
上に立ってから動き出そうとする人、ちょっと下からでも動き出そうとする人、どっちがいても良いという話、いい話だと思いました。

今日お話頂いた方々は、以前話をするだけのイベントにも出席されたそうですが、質疑応答がある今日の集まりの方が良かったというお話もされてました。
それは私も賛成で、内輪だけで完結してしまうと、それ以上考えが広がることがないので、どうしても考えが凝り固まってしまうんですよね。

「誰にも相談できない」という人が多いという意見を、以前、越谷の集まりで聞きましたが、やはりしつこく感じないレベルの「世話焼きおばさん」みたいな仕組みがあると良いなと思います。
あまりにも拒否の反応を示してるのに、おせっかいを焼くのは色々問題があるかと思いますが、
不登校の子の情報を学校と連携して、自由に動ける人たちが子どもたちの家を訪問して話を聞く仕組みがあると良いんじゃないかと思います。
学校の生徒だから全部先生がやればいいんじゃないか、だと確実に人数足りないし、先生も心をやられちゃうでしょうから。

うちの母親もそういった関係の情報が入る立場にいますが、あまりどういったアクションをしてるかがあまり伝わってきません。
数度誰かが訪問したという話も聞いた気はしますが、「改善した」という話は聞いていない気がします。

あと、なるほどと思ったのは
  • 言うべき時に、言うべきことをちゃんと言って欲しかった。
これは「思ってるだけじゃ伝わらない」にも通じる所があるかと思いますが、反発はあるかもしれないけど家族誰もが、言うべき時にその時必要なことを言わないと、ということかと思います。
言った時には気づかなくても、何年語った後に、「あれはそういう意味だったのか」と気づくと安心しますし、やっぱり自分は愛されていたのだなと理解することも出来ます。
どこまで言えばいいか、当事者にとっては人生最大の難問でしょうけど、なんとかして勇気を出して伝えることが重要だなと思いました。

  • 子どもが不登校になって、子供のことを考えるようになった。
人生スムーズに行ってると、あんまり重く考えることって無いんですよね。
世間一般の人が歩んでこなかった道を経験してきた人は、その時は非常につらい思いだったでしょうけど、それが解決したら逆に強みにもなるかと思います。
「以前の辛さを考えれば、今の辛さは屁でもない」と考えられる場面が増えるのではないかと。

  • わが子から聞けない事が聞ける場は貴重
家族だから言えない、他人だからこそちょっときついこと言っても大丈夫、というのはあるかと思います。
あまりにも関係が深くなってしまった人に言われると重く受け止めてしまう意見でも、知り合って日も浅い人なら意外と受け止められたり、新たな発見もあります。
お互いのことを何も知らないからこそ、出る意見というのもあるでしょう。

一対一がきついのなら、座談会みたいなのに出席して座ってるだけでもきっと、いい空気を感じ取れると思うので、家庭内のことで困っていたらぜひ一歩外へ出ましょう。
無職歴13年9ヶ月の自分でもちゃんと受け入れてくれる人たちばかりですから、そうそう世の中捨てたもんじゃないですよ。


そこにも、座れる心境でなかったら、とりあえず外へ出て遊びましょう。
遊べばきっと何かしらの道が見えるはずですので。