就活の定石が間違ってるんじゃないかと思う

2016年3月24日木曜日

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Google AlphaGo に対する、日中韓の棋士による評価まとめ

Google DeepMind Challenge Match感想② – 三村囲碁jp

先日、囲碁界ではAIが人間のトッププロに勝ち越すという出来事がありました。
イ・セドル九段を破ったAlphaGo、リンク先など見ると、従来の布石や定石を踏まえると明らかにおかしいのに何故か勝っちゃうAIに困惑されてる様子が伺えます。

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それまでの、常識が覆されるというのはけっこう良くあることかと思います。
私の身近な出来事としてはやっぱり「就活」になるのですが、これまでは


  • 就活をする→仕事を見つける→収入を得る→遊ぶ
というのが当然の流れかと思っていました。
その考えのもと6年半就活をしてましたが全くダメ。
で、「仕事が見つからないけど、とりあえず1年は遊ぶ!」と言って、やりたいことを手当たり次第やったら3ヶ月ちょっとで塾講師に採用されました。
遊んでるうちに自分は勉強が好きなのだということが分かったので、塾講師に応募して、採用テストのために勉強したら受かっちゃった訳です。
そう考えると、
  • 遊ぶ→就活をする→仕事を見つける→収入を得る
この順番が長い目で見ると一番の近道なんじゃないかと。
世間の風潮的に、遊びは最後に持ってくるものだと言う固定観念があると全く思いつかないやり方です。
しかし、私の実体験では遊びを先に持ってきたらとりあえず1回は上手く行ったので(受かっても行ったのは2日だけですが)、私にはそっちのほうが合ってるのかなと思いました。

数年前に、

母「やりたいことはないの?」
私「全く思いつかん」

というやり取りをしました。
長期で仕事が無い人は、なんだか分からないけどとりあえず就活をして、なんだか分からないけど全く見つからない、みたいな状況に陥ってるんじゃないかと。
以前、とある講演会の懇親会に参加した時

Fさん「何かやりたいことはないの?」

と、母と同じセリフを質問され、私は「うーん・・・」と悩むだけで返答できませんでした。

Fさん「分からないということは、まだ働く必要が無いんだよ」

と言われました。
その時は全く理解できなかったのですが、今考えると、仕事を見つけてから遊びを見つけるのではなく、遊びを見つけてから仕事を見つける、と言う事だったのかと。

今日もサポステのワークショップに行ってきましたが、大体やる内容は面接対策のみです。
就職支援の入り口としては間違ってはいないと思いますけど、ある程度慣れるとちょっと物足りないです。

就職支援の団体の人達には、利用者一人一人のやりたいことを引き出すような活動をしてもらいたいと思いました。
あと、面接対策だけでなく、健康面の対策としてラジオ体操とか取り入れると良いんじゃないかと。
昨年8月、なんでもないようなスローな運動を1時間ぐらいしたら、翌日すごい筋肉痛になりましたし、スムーズに仕事を見つけるには、やりたいことを見つけるのと基礎体力もかなり重要だと感じました。

今通ってるサポステが入ってる建物には、創業支援相談が出来る場所があります。
雇用関係を結ぶ仕事を探すのではなく、そういう所と協力して、起業をサポートするというやり方もあって良いんじゃないかと思いました。
ここに限らず、共用施設を使っている団体同士のつながりって全く無い所が多い気がしますし、ましてや同じ団体でも、病院や役所の繋がりが全然無かったりしますので、もうちょっと身近な所と繋がる仕組みがあれば、意外と単純に解決する問題がたくさんあるんじゃないかと思いました。

同じビルに集まる人同士で繋がる「ビルとも」というのを、面白法人カヤックという所が作っていましたが、同じ場所に集まる人の要望リストを作ったらもっと面白くなるんじゃないかと。
遊びだけでなく、仕事やボランティアの求職側・求人側の要望をリスト化すれば、すでにその場には来てるんですから、簡単につながって人材も確保しやすい・求職者は仕事が見つかりやすい、になると思うんですけど。

すでにある、イベント企画サイトって「こういうことをやるの出来ませんか?」と言う感じで、企画者以外の目に触れる段階ではもうだいたいやること決まっちゃってる感じがします。
TwitterとかFacebookで事前にアンケート取っても流れて行っちゃう気がするので、企画を作る前にアンケートが取れる仕組みがあると良いと思います。


だいぶ話がずれてしまいましたが、やり方を変えれば上手く行くこともあるんじゃないかと言う話でした。