TBS ○○の妻たち「自閉症の子供を持つ母」の回 視聴感想 & 内気な人の脳内の想像

2017年2月27日月曜日

テレビ・映画 感じた事・考えたこと

https://twitter.com/marutsuma/status/828560223023403008

自閉症の子供を持つ母の回を見ました。
24時間テレビ風なのがかなり気になりましたが、参考になる点も多かったです。

身近な人が障害であると認定されると一般的にはそこまでショックなのかと、演出的に感じました。
そう思わせたいのかもしれませんが。
私の父の慢性腎不全の時はあまり驚きませんでしたが、障害が予測できたか出来ないかの違いですかね。
まあ、一番は私の感覚が変なのかなと。
私の自閉スペクトラム症の方は、自分から言い出して診てもらったらそのまま診断をいただけたので、私としては大変ありがたかったです。
結果に目が行きがちですが、「そうなった結果、じゃあこの先どうするか?」という考えに早くたどり着けるかが鍵だなと。

テレビという伝聞の形で見せられると良くも悪くも凝縮されてしまいますが、当事者からすれば言葉では言い表せないほどの大変さだったのかと思います。
やはり、今回の話でも言えることは、周囲の理解と相談相手が鍵だなと感じました。
24時間共にしない相手の場合だと、結構ズバリ言ってくれたり、他人行儀でも一般的な意見を言ってくれたり、そこそこ励ましてくれたりするかと思います。

何か目の前に大きい壁が立ちはだかった時、

「どうやって取り除けばいいんだ・・・」
と立ち止まってしまうか、
「なっちまったものは仕方ない、とりあえずやってみよう」
ととりあえず回避したり登ってみるか、

いつ後者みたいに割り切れるかですよね。
人生起きてしまったことを無かった事には出来ない、と言うのは多くの方が理解してるかと思いますが、自分の人生で前代未聞の壁が立ちはだかると後悔の念が先に来ちゃって、「どう取り返すか?」という考えが生まれてしまいます。

私も、子供の頃、壁を背にしないと眠れないとか、時々呼吸が止まるとかで、母も睡眠時間が短かったり、心中を図ろうかなど考えたことがあるなど、番組と似たような事があったといいます。

株式投資でもステークホルダーの話が一番信用できると思ってしまいがちですが、ノーポジの人やただの一般消費者に話を聞くのも時には効果があるように、人生でも普段あまり付き合いのないたまにしか合わない知人友人に話を聞いてもらうのも大きいヒントになりうるのかもしれません。

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はっきりと物を言える人は、

  • 脳内→現実世界

の間にほぼ何ら障害がないのかもしれません。

考えすぎてものが言えなくなる人の場合、

  • 脳内→(理性・思考)→ 現実世界
と、一瞬考えてしまう”フィルタ”が強く入っているパターンが多いのかと思います。
そして、考えてるうちにどんどん話題が移ってしまい結局話せなくなるという感じではないかと。
ここの強弱が会話の上手い下手なのではないかと。

まず会話をするには、相手の発言の意図を汲み、
  • 既存知識から、知ってる話か知らない話か判断する。
  • そこから話の内容を膨らませる知識を拾ってくる。
  • ポジティブな話なのかネガティブな話なのか?
  • ここで話しても良いか悪いか、重要度など。
  • それを踏まえてどの立場では、当てはまるのか当てはまらないのか?
  • 一般的な考えはこうだが、自分の考えはこうだ
  • 相手の人がどういう人か考え、最適な単語や言い方を考える。
  • なので、自分が言うべきセリフは○○だ。
など、こういう感じのフローチャートが私の脳内で行われています。
他の方は「そんな面倒なことは考えていない」と言われるかもしれません。
気にかけてないだけで、高速で似た処理はしてるかと思います。
この処理が追いつかないと、「あー」「えー」「いやぁ」「うーん」などの意味のない相槌が出る確率が高まります。
そこで、話の速度を合わせてくれる相手なら問題ないのですが、一方的に喋る人の場合その時点から何を言われても頭に残りません。
所々は覚えてるでしょうが、どういう話の流れ・意味合いで言われたのかはまず残らないかと。

相手に理解させるということは、分かりやすい言い方で言う以外にも、
絵・写真・紙に書いた文字、などを見せたほうが一瞬で理解できる事も多いかと思います。