感情移入とは何か?考える

2017年4月10日月曜日

感じた事・考えたこと

利用者仲間や友人などからの話からすると、どうやら私は感情移入が出来ていないらしいです。

以前、「心が叫びたがってるんだ。」を映画館で見た時、主人公と自分の境遇が似ていて、少しの間映画館に居るという感覚がなくなり作品内部に入り込んでしまっているような感じになったのですが、どうやらそれもちょっと違うらしく混乱しております。

理解してないので、「つまりどういうことなのか?」はさっぱり分かりませんが、恐らく、説明できるものではないのかもしれません。
感情移入できる人はスムーズに人の感情が理解でき、様々なことを知識として得るのかもしれません。
私の場合は、与えられた情報と過去に相手とどうやって接してきたかの情報を照らし合わせ不自然でない方法を取る、ということしか出来ません。
いつもと変わったことをやろうとすると、

「変に思われるんじゃないか?」
「『余計なことをするな!』と怒られるんじゃないか?」
という考えが先行してしまい実際に行動に起こすのは難しいです。
個人対個人なら何とかなりますが、人が変わると対応が困難です。
同じような考えや性格の人というのが事前に分かっていたら大丈夫かと思いますが、相手の基本的な情報が何もないとコミュニケーションは取れないと思います。

「感情移入が出来ない」というのが理由かどうかは分かりませんが、そういう状況だと

  1. 毎朝起きると今までの経験がリセットされた感じ(記憶にはあるが、相当な過去の感じ)
  2. 相手がどのレベルで感情を表現してるのか推し量れない
  3. 相手がやって欲しいと思われる物を推察出来ない
  4. 初対面の人と同じぐらい、長年過ごしてきた人と話しにくい(数日~数ヶ月だけ過ごした人のほうが話しやすい)
という感じで、今だと、朝起きて就労移行支援にたどり着くまで自分の居場所があるか不安です。


これに限らず、「あるものの概念」を理解してない人に伝えるというのはかなり大変なことなんだなと感じます。