仕事の概念理解の必要性

2017年4月24日月曜日

就労移行支援など

スポーツマンがよく「身体が温まってきた」と言う気がしますが、ようやく自分もそんな感覚になってきました。

木か鉄パイプみたいだった筋肉が、ようやく粘土みたいな感じです。
この調子で動かしたり休んだりを繰り返し、作業やPC入力のスピードアップをはかりたいと思います。

就労移行支援も体験の時を入れてそろそろ8ヶ月。
自分の意志で通っていなかったらここまでは続かなかったでしょう。
専門学校の時は、色々と全く分かってなかったので「専門学校でも行くか…」という感じでした。
自分の人生なのに「でも」って、と今では思います。

基本仕事がしたい人が通う就労移行支援ですが、私が行ってる所は発達障害専門なせいか、比較的作業の内容は簡単すぎるレベルです。
社会人経験があったり、とある方みたいに化学系で開発をしていたりという経験がある方にとっては、かなり暇かもしれません。
私の場合は、筋トレと割り切って通ってるのでなんとかなっています。
他の楽しみは

  • 朝着いた時に知っている顔が出迎えてくれる
  • 自分がやれる、やるべき作業がある
  • 昼食が無料
  • 自分以外の人と話せる
という感じです。
個別訓練7ヶ月、就労移行支援8ヶ月で自分がどうやったらモチベーションが保てるか学べたと思います。
友人アドバイス「そこそこ楽しい」が自分の中でどういうものなのか分かってきた感じです。
このまま行けば腕を使う作業ならなんとかなりそうという自信が湧いてきます。

まだはっきりとどの特定の会社を受けたいかは分かりませんが、インフラや携帯電話・パソコンのOS作ってるところとかは恐らく合わないです。
変化がない所は続かない気がします。

あと、帰りの電車で一人になると気分が落ち込む人が多いらしいです。
その話を聞いて自分も良く分かります。
一人になるとどうでもいい考えが色々浮かんでしまうんですよね。
悩んでても行動に移せば意外となんとかなって拍子抜けしたり。
その点自分は帰りに一緒に帰ってくれる方がいるので助かります。
ただ、土日2日休みだとけっこう落ち込む気がします。
皆さんの感じる「げつようび」というわけでなく、平日人と話している楽しい感覚がごっそり抜け落ちるので、感覚の変化に精神が追いついていないのかもしれません。

今後仕事が見つかったとして、朝起きて職場について帰る感覚はこういう感じなのかと言うことが学べています。

私みたいに「仕事」とはなんぞや?という状態のまま学校を放り出されるのは危ないです。
学校にいるうちに、「これは仕事です」と言われてお金をもらうまで、を体験した方がいいと思います。
最近では、ビジネスプランを考えて実際に商品として売るという事をやっている学校が増えてきている気がするのでいい傾向かと思います。

学校という概念は分かっても、仕事という概念が分からないと、将来よく分からずに仕事に就いてしまい、身体的にも精神的にも参ってしまうと思います。
「自分は何のために働いているのだろう?」
「自分はここにいて良いのだろうか?」
「このまま生活のために身体も精神も苦痛を感じたままで良いのだろうか?」
みたいな状態になるのを防ぐため、「自己理解度」をチェックする仕組みが欲しいものです。
自分を理解して、自分で決めたことならある程度耐えられるので。

表面的に大丈夫そうでも、大丈夫でない人はたくさんいるかと思いますので、その辺、当事者が声を上げなくても経験者から救いの手を伸ばせる仕組みがあるといいですね。